わたしは無理なのかな。
いや、きっと無理でしょうね。
なんて罠を仕掛けてやがった。わたしがかからないわけでもないでしょう?百発百中、わたしの負けになります。
あんな美貌に負けますよ。どんな意味だって。
天使の道具で刻んだ手の華奢な形に麗しくて可愛い、童顔が恥って目をそらせるそんな輪郭の伏せる美しい顔。なんてこと。それはそれは困るわよ。やばいやばい、困ってどうしようもない。
助けてよ。欠点を見せてよ。
もう早く。
欠点をお願いしますよ。
そんな顔をしないでよ。
わたし、泣きますからね。
泣いてもいいですか?
そんな顔を持っていらっしゃる人があるんですよ。
わたしと同じように、自分の悩みを持って普通に生きてるのです。
怖いです。だから欠点を見せてください。
私たちの容貌って、生まれてから持つのではなく、いつも変わるものです。
美を求む者こそ、美を得れ。うれって、憂えるものでしたのか。
美を悩むのは、大変ですね。
ですから。お見せくださいませ。貴女の欠点を。
貴女の神秘がもたらした、こんなわたしが作った妄想の貴女の完璧さ、どうか、どうか崩してください。
他人の目に映しているそのわたし、どう映っているのかな。
こんなわたしだって、こんな風に人を悩まされたのかな。
ごめんなさいね。わたしが生きてあなたが困るだなんて。
くだらない話ですね。でもわたしだって、
わたしだってブスなんかじゃないよ。
わたしだって、相当の美貌の持ち主ですよ。
でも、貴女はね、